創業ストーリー

3. ビジネスの世界へ

旅を終えて日本へ戻ってきた私は、事業を興すための具体的な行動について考え始めました。しかし、起業するにしても、私にはビジネスの経験が全くありません。そのため、ビジネスそのものを一から学ぶ必要性を感じていました。

そのような中、2000年4月にある雑誌に出会いました。
それまでも、バイオテクノロジーは、海外でのブームもあり、大きな可能性を秘めていると感じていましたが、『エコノミスト』誌の「ゲノム最前線」という特集に、日本で遺伝子解析技術を用いた創薬系のバイオベンチャーが設立されたといった記事が紹介されていたのです。

私はすぐにその会社に電話をしてアポイントを取り、「ぜひ、ここで一緒に仕事をさせて欲しい!」と、バイオビジネスに対する熱い想いを語りました。
そのバイオベンチャーは、快く話を聞いてくれ、いわば飛び込みの私を受け入れてくれたのですが、実際働くとなると、私のこれまでの経歴から、当然のこととして、研究開発での仕事が期待されていました。
しかし、私の意思は違っていました。起業という明確な目標があったため、事業・経営に関わる部署で働きたいと強く訴えたのです。今思えば勝手な話だったかもしれませんが、その時は必死でした。

幸いにも会社は私の希望を聞き入れてくれ、企画、財務、予算管理、経営計画の策定といった、医者の世界とは異なった、よりビジネスの現場に近い様々な仕事に取り組む機会を得ることができました。
この機会を通じて、それまで名刺の渡し方さえ教わったことのなかった私が、無我夢中で事業を、そして経営を学ぶことができたのです。

テラのFacebookを見る

テラのFacebookを見る

ページトップへ