創業ストーリー

2. 旅

「自分は、事業を興し、経営者として生きていく。」
そう決断した私は、すぐに大学病院を辞めました。家族には事後報告でした。
このときの感覚は今でも忘れずに、大切にしています。
なぜか、体が軽くなり、気分が晴ればれとした感覚。一方で、きちんと前を見据えていなければ、いくらでも堕落した人生になってしまうのではないかという恐怖感。全く異なる二つの感覚の間を揺れながら、私は自らの手で人生を選択したことを実感しました。

その後すぐ、私は、色々と巡って来る考えを整理するため、ヨーロッパへ旅に出ることにしました。これまでの定型的な生活で固まってしまった体と心を解き放ちたかったので、旅行の詳細を一切決めずに旅立ちました。
この旅は、私にとって久しぶりの自由な時間でした。時間に追われずに過ごす日々、様々な国で触れる多様な文化や考え方といった、これまでにない環境の変化を経験することで、徐々に私の中で変化が起きてきました。

その中で最も大きかったことが「考えること」に対する感覚の変化でした。旅を通じて、これまでの教育や生活で受け身になっていた脳が、徐々に自分の意思で働き始める感覚を覚えたのです。事業を興すと決めたその日から、自ら考え決断思考するプロセスが自分の考え方のベースとなっていきました。
結局、この旅の中で、どのような事業をどのように立ち上げるのか、具体的に決めることはできませんでした。しかし、長年閉じ込めてきた事業への想いをまっさらな気持ちの中で再確認し、自らの意思で望むものであることを明確にできたことで、前向きなエネルギーが湧いてきました。

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