プレスリリース

2016.04.22 「ネオアンチゲン樹状細胞ワクチン療法」の取組開始のお知らせ

オンコセラピー・サイエンス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:森正治、以下「OTS社」)とテラ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:矢﨑雄一郎、以下「テラ社」)は、がん細胞の遺伝子異常解析を基盤にした「ネオアンチゲン樹状細胞ワクチン療法」の実用化に、共同で取り組むことを合意しましたのでお知らせします。本事業は、OTS社が推進する「がん個別化医療事業」の一翼を担う事業として位置づけられます。

ネオアンチゲン樹状細胞ワクチン療法は、個々の患者さんのがん細胞の遺伝子異常情報を基盤として、患者さんごとに特別なオーダーメードのワクチン治療法を提供する「究極の個別化医療」です。その特徴としては、がん細胞にだけ特異的で、強く免疫反応を誘導することです。また、がん細胞の遺伝子異常をワクチンのターゲットとするため、ほとんどすべての患者さんに対応可能と考えられます。

OTS社は、体系的な腫瘍免疫薬理ゲノム学(cancer immunopharmacogenomics)に基づく「がん個別化医療事業」として、個々のがん患者の検体の分析結果に基づく薬剤(最適な分子標的治療薬)選択システムの構築、及び個別化がんワクチン治療の提供を目指しており、また、昨年9月よりその一環としてTCR解析事業を開始しております。

一方、テラ社は、従来、樹状細胞ワクチン療法を確立しており、当該療法と腫瘍免疫薬理ゲノム学との融合を目指しております。そこで、両社は、共同でネオアンチゲン樹状細胞ワクチン療法の実用化に取り組むことといたしました。

ネオアンチゲン樹状細胞ワクチン療法とは、がん細胞の遺伝子異常に着目して、がん細胞に特異的な変異をワクチンとして利用するものです。がん細胞で生じた遺伝子変異情報と各患者さんのHLA情報から、細胞傷害性Tリンパ球(CTL)を誘導できる可能性のある(がん特異的な変異に対応する)ネオアンチゲンを特定し、これを利用した樹状細胞ワクチン療法を提供します。さらに、ネオアンチゲンによって誘導されたリンパ球のTCR解析を通じて、治療効果のモニタリングも進めていきます。

OTS社とテラ社では、患者さんの検体の分析結果をもとに、(肺がん、トリプルネガティブ乳がんなどの)遺伝子変異が多くネオアンチゲン樹状細胞ワクチン療法が適すると考えられている患者さんを対象に、同療法を提供していきます。

<オンコセラピー・サイエンス株式会社について>
オンコセラピー・サイエンス株式会社は、「より副作用の少ないがん治療薬・治療法を一日も早く、がんに苦しむ患者さんに届けること、がんとの闘いに勝つこと」を企業理念として、2001年に設立された東大発ベンチャーです。がんのゲノム情報に基づき、副作用が少なく治療効果が高い革新的な分子標的治療薬の開発(ゲノム創薬)や、患者さんの免疫状態をゲノムレベルで読み取り、患者さん一人ひとりに合った最適な治療法を提供(個別化医療)するための研究開発を行っています。
詳細についてはhttp://www.oncotherapy.co.jp/をご覧ください。

<テラ株式会社について>
テラ株式会社は、がん免疫療法の一つである樹状細胞ワクチン療法等の研究・開発を行い、国立大学病院をはじめとした全国39ヶ所の医療機関に技術・ノウハウの提供を行っています。がんに対する免疫反応を強力に誘導することができる独自に改良を重ねた技術を開発しており、契約医療機関において約10,100症例の実績を保有しています(2015年12月末時点)。「がん」「免疫」「再生医療・細胞医療」をキーワードに事業領域を拡大し、「がん患者・家族にとって一番身近な会社」を目指しております。
詳細についてはhttps://www.tella.jpをご覧ください。

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