プレスリリース

2014.07.10 テラ株式会社、医療法人社団医創会(セレンクリニック東京)が共同で新規がん抗原サーバイビンペプチド及びMAGE-A4ペプチドを用いた樹状細胞ワクチン「バクセル(R)」の臨床試験を開始

テラ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:矢﨑 雄一郎、以下「テラ」)及び医療法人社団医創会(所在地:東京都港区、理事長:土橋 正)は共同研究契約を締結しました。この共同研究契約に基づき、テラはセレンクリニック東京※1(所在地:東京都港区、院長:長屋 昌樹)と共同で、がんの患者を対象とする、新規がん抗原サーバイビンペプチド及びMAGE-A4ペプチドを用いた樹状細胞ワクチン「バクセル®」※2の臨床試験を開始いたします。 本新規がん抗原はテラが専用実施権を保有する特許技術であり、サーバイビンペプチドは日本及びオーストラリアにおいて、MAGE-A4ペプチドは日本及び米国において特許が成立しています。キラーT細胞(細胞傷害性T細胞)※3のみを活性化するこれまでのがん抗原ペプチド(MHCクラスI拘束性ペプチド)とは異なり、ヘルパーT細胞※4も効率よく活性化することで、がん特異的キラーT細胞を増強することができます。 本臨床試験に用いるサーバイビンペプチド及びMAGE-A4ペプチドは、本特許を使用したMHCクラスI+MHCクラスII拘束性のハイブリッドロングペプチド※5であり、がんに対する免疫をこれまで以上に活性化することができる次世代のがん抗原ペプチドです。本臨床試験は、サーバイビンペプチド及びMAGE-A4ペプチドを用いた樹状細胞ワクチン「バクセル®」の安全性及び有効性の評価を行い、新規がん抗原の早期実用化に繋げてまいります。 セレンクリニック東京を含む医療法人社団医創会 セレンクリニックグループ※6(東京・名古屋・神戸・福岡)は、樹状細胞ワクチン「バクセル®」において3,528症例(2014年6月末時点)の治療実績を持ち、テラの契約医療機関の中で最多の実績を持ちます。また、テラと共同で過去の臨床データを解析し、論文発表や学会発表を行うことでより良い治療をがん患者のみなさまへ提供できる取り組みを推進しています。   テラは今後も、新規がん抗原の研究開発及び実用化を推進し、多くのがん患者のみなさまに新たな治療の選択肢を提供できるよう努めてまいります。 【※1】治療に関するお問い合わせ先 <医療法人社団医創会 セレンクリニック東京> ■住 所:〒108-0071 東京都港区白金台2-10-2 白金台ビル2F ■電 話:03-3449-6095 ■院 長:長屋 昌樹 【※2】樹状細胞ワクチン「バクセル®」 本来、血液中に数少ない樹状細胞(体内に侵入した異物を攻撃する役割を持つリンパ球に対して、攻撃指令を与える司令塔のような細胞)を体外で大量に培養し、患者のがん組織や人工的に作製したがんの目印である物質(がん抗原)の特徴を認識させて体内に戻すことで、樹状細胞からリンパ球にがんの特徴を伝達し、そのリンパ球にがん細胞のみを狙って攻撃させる新しいがん免疫療法です。「バクセル®」は、がんに対する免疫反応に最も有効とされるTh1反応を強力に誘導できるテラ独自の技術です。 現在、樹状細胞ワクチン「バクセル®」は、がん治療用の再生医療等製品として薬事承認取得を目指しています。 【※3】キラーT細胞(細胞傷害性T細胞) キラーT細胞は、樹状細胞等の抗原提示細胞から提示された異物(ウイルス感染細胞やがん細胞)を認識し、活性化することで異物を攻撃することのできる細胞です。抗原提示細胞により提示される抗原ペプチドを認識するとともに、Th1細胞等からの刺激により活性化され、抗原を提示している細胞へ特異的な攻撃を行います。 【※4】ヘルパーT細胞 ヘルパーT細胞は、主にTh1細胞及びTh2細胞に分類されます。インターフェロンγやインターロイキン等の様々なサイトカインを産生し、他の免疫細胞の活性化や機能補助を行います。Th1細胞は抗原提示細胞やキラーT細胞に作用して、細胞性免疫を活性化させます。Th2細胞は抗原提示細胞やB細胞に作用して、抗体産生を促進します。また、最近ではヘルパーT細胞にも細胞傷害活性があることが報告されています。 【※5】MHCクラスI+MHCクラスⅡ拘束性のハイブリッドロングペプチド MHCとは自己と非自己の細胞を区別する目印であり、主にクラスⅠとクラスⅡに分けられます。クラスⅠはキラーT細胞、クラスⅡはヘルパーT細胞の分化、増殖、活性化に関与します。MHCクラスⅠ+ MHCクラスⅡ拘束性ペプチドは、ヘルパーT細胞とキラーT細胞を活性化できるそれぞれのペプチドの配列を含んでいるハイブリッドロングペプチドで、現在開発中のサーバイビンペプチドとMAGE-A4ペプチドは、MHCクラスⅠ+ MHCクラスⅡ拘束性ペプチドを人工的に結合させたアミノ酸40個からなる人工がんペプチドです。 すでに本サーバイビンペプチド及びMAGE-A4をがん患者に直接投与して安全性、免疫調節効果を調べる第I相探索的自主臨床研究(ペプチドワクチン療法)が終了しています。サーバイビンペプチドにおいては、適格基準を満たした8例に対し、本サーバイビンペプチドによるワクチン治療を実施し、免疫応答の評価可能対象6例のうち全例において、がん特異的なヘルパーT細胞やキラーT細胞の増加、またがん抗原特異的抗体の産生誘導が観察されました。なお、臨床効果判定可能な5例のがん患者のうち1例の患者でCR(腫瘍が完全に消失した状態)、2例の患者でSD(腫瘍の大きさが変化しない状態)という結果が観察されました。 MAGE-A4ペプチドにおいては、免疫応答の評価可能対象5例のうち3例において、がん特異的なヘルパーT細胞やキラーT細胞の増加、またがん抗原特異的抗体の産生誘導が観察されました。なお、臨床効果判定可能な5例のがん患者のうち1例の患者でSDという結果が観察されました。 【※6】セレンクリニックグループ(セレンクリニック東京は※1を参照) <医療法人社団医創会 セレンクリニック名古屋> ■住 所:〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄4-14-2 久屋パークビル2F ■電 話:052-238-3525 ■院 長:小林 正学 <医療法人社団医創会 セレンクリニック神戸> ■住 所:〒650-0001 兵庫県神戸市中央区加納町4-4-17 ニッセイ三宮ビル13F ■電 話:078-326-2111 ■院 長:阿部 浩文 <医療法人社団医創会 セレンクリニック福岡> ■住 所:〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神1-2-12 天神122ビル4F ■電 話:092-717-2211 ■院 長:髙橋 秀徳 テラ株式会社、医療法人社団医創会(セレンクリニック東京)が共同で新規がん抗原サーバイビンペプチド及びMAGE-A4ペプチドを用いた樹状細胞ワクチン「バクセル(R)」の臨床試験を開始

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