プレスリリース

2013.12.05 株式会社ヘリオスとテラ株式会社、業務提携に関する基本合意書を締結~iPS細胞を用いたがん免疫細胞療法の開発を目指す~

ヘリオスとテラ、業務提携に関する基本合意書を締結世界初のiPS細胞※1を用いた再生医療の実用化を目指す株式会社ヘリオス(旧:株式会社日本網膜研究所、本社:東京都中央区、代表取締役社長:鍵本 忠尚、以下「ヘリオス」)と、日本初の免疫細胞医薬品(がん治療用の再生医療等製品)の承認を目指すテラ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:矢﨑 雄一郎、以下「テラ」)は、本日、業務提携に関する基本合意書を締結いたしました。本契約に基づき、ヘリオスとテラは、iPS細胞を用いたがん免疫細胞療法の開発に向けた検討を開始いたします。

ヘリオスは、独立行政法人理化学研究所認定のベンチャー企業であり、十分な治療法が無い加齢黄斑変性※2等の失明疾患に対して、iPS細胞由来の網膜色素上皮細胞移植による新たな治療法の研究・開発を推進しています。ヒトは知覚情報の8割を視覚から得ており失明すると日常生活を送ることが困難となるため、ヘリオスは、本研究開発により罹患者の皆様の失明の恐怖を少しでも減らすことを目指しています。
テラは、高品質で安定的な細胞培養技術を有しており、樹状細胞ワクチン療法※3等のがん免疫細胞療法の技術・ノウハウを、大学病院をはじめとした全国32ヶ所の医療機関に提供しています。また、2013年4月に、九州大学と共同で細胞医薬品(再生医療等製品)製造のためのフィージビリティスタディを開始しており、日本初の免疫細胞医薬品として、樹状細胞ワクチン『バクセル®(Vaccell)※4』が「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」における承認を得るための取り組みを推進しております。

両社は、ヘリオスが有するiPS細胞を臨床応用するための技術・ノウハウと、テラが有するがん免疫細胞療法に関する技術・ノウハウを融合することで、最先端医療への貢献を目指してまいります。


【※1】iPS細胞
iPS細胞とは、皮膚、血液等の体細胞に、いくつかの遺伝子を導入することによって作り出された、様々な組織や臓器の細胞に分化する能力(多能性)と、ほぼ無限に増殖する能力を持った、人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cell)です。

【※2】加齢黄斑変性
年齢を重ねるとともに網膜色素上皮の下に老廃物が蓄積し、それにより直接あるいは間接的に網膜の 中心にある黄斑部が障害され、視力や視野が低下する病気です。
加齢黄斑変性には、滲出型(新生血管型・ウエット型)と非滲出型(萎縮型・ドライ型)があります。日本人に多いウエット型は、網膜色素上皮の下から新しい血管が生えてくるのが特徴で、最初はウエット型を対象とした網膜色素上皮シート移植の臨床試験を行う予定となっています。

【※3】樹状細胞ワクチン療法
本来、血液中に数少ない樹状細胞(体内に侵入した異物を攻撃する役割を持つリンパ球に対して、攻撃指令を与える司令塔のような細胞)を体外で大量に培養し、患者のがん組織や人工的に作製したがんの目印である物質(がん抗原)の特徴を認識させて体内に戻すことで、樹状細胞からリンパ球にがんの特徴を伝達し、そのリンパ球にがん細胞のみを狙って攻撃させる新しいがん免疫細胞療法です。

【※4】バクセル®(Vaccell)
バクセル®(Vaccell)は、テラの登録商標です。英語の「vaccine(ワクチン) + cell(細胞)」を語源とする造語で、「細胞によるがんワクチン」を意味します。

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