プレスリリース

2013.10.04 学校法人北里研究所(北里大学北里研究所病院)と共同研究契約を締結~肝細胞がんに対するがん抗原を用いた樹状細胞ワクチン療法の第Ⅰ相臨床試験~

テラ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:矢﨑 雄一郎、以下「テラ」)は、この度、学校法人北里研究所(所在地:東京都港区、理事長:藤井 清孝)と共同研究契約を締結いたしました。この共同研究契約に基づき、テラは北里大学北里研究所病院(以下「北里研究所病院」)と共同で、肝細胞がんに対するがん抗原を用いた樹状細胞ワクチン療法※1の第Ⅰ相臨床試験を開始いたします。

本共同臨床試験に用いるがん抗原は、韓国のJW クレアゼン社※2(所在地:大韓民国京畿道城南市、代表取締役:金鎭煥)が独自に開発した、薬物伝達ペプチドであるCTP(Cytoplasmic Transduction Peptide)※3が付加された肝細胞がんに対するがん抗原です。CTPは、タンパク質やペプチドに結合させることで、細胞膜への透過率を高めることできる技術です。本共同臨床試験では、CTPを結合させた肝細胞がんに対するがん抗原を用いた樹状細胞ワクチン療法の安全性を確認いたします。
本共同臨床試験は、北里研究所病院 外科医長の鈴木 慶一先生が試験責任医師としてこれを統括・実施いたします。テラは、樹状細胞ワクチン療法の技術・ノウハウ及び各種基礎データを保有しており、これらを本共同臨床試験に提供いたします。

テラと北里研究所病院は、今回の共同臨床試験において、樹状細胞ワクチン療法の科学的根拠に基づいたデータの構築を進め、安全性の評価を行ってまいります。

【※1】樹状細胞ワクチン療法
本来、血液中に数少ない樹状細胞(体内に侵入した異物を攻撃する役割を持つリンパ球に対して、攻撃指令を与える司令塔のような細胞)を体外で大量に培養し、患者のがん組織や人工的に作製したがんの目印である物質(がん抗原)の特徴を認識させて体内に戻すことで、樹状細胞からリンパ球にがんの特徴を伝達し、そのリンパ球にがん細胞のみを狙って攻撃させることができます。

【※2】JW クレアゼン社(JW CreaGene Inc.)
テラはJWクレアゼン社と2013年7月に技術協力に関する覚書(MOU)を締結しています。
JWクレアゼン社は、現在、本がん抗原を用いた樹状細胞製品の開発(CreaVax-HCC)の第Ⅱ相臨床試験を実施しています。

【※3】CTP(Cytoplasmic transduction peptide)
クレアゼン社が独自開発したたんぱく質及び生物学的製剤や医薬品を細胞内に伝達するように考案されたペプチドです。このペプチドは、細胞膜を容易に透過しますが、核に移動する性質を遮断するため、遺伝子の損傷を最小にすることができます。また、身体投与の際、高い臓器特異的移動性を見せる薬物伝達ペプチドです。

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