特別対談

女優・ヒプノセラピスト 宮崎ますみさん

2014.12.25

主体的な生き方が、免疫力アップの鍵

~自分の中に眠る自己治癒力、豊かに生きる力を取り戻すために

女優・ヒプノセラピスト 宮崎ますみさんとの対談

はじめに

乳がんになったことで生き方が変わったという、女優であり、ヒプノセラピストでもある宮崎ますみさん。
現在はさまざまな悩みを抱える人たちに寄りそい、ワークショップ・講演活動と全国で活躍する宮崎さんに、テラ株式会社社長、矢崎雄一郎がエネルギッシュに生きる秘訣をお聞きしました。

宮崎 ますみさん プロフィール

1968年生まれ。1984年にクラリオンガールに選ばれ、映画・ドラマ・舞台など幅広く活躍。結婚後は芸能活動から退き米国に移住。子どもの就学を機に芸能活動復帰を決意し、2005年に女優活動を再開するも、乳がんが発覚。日本に帰国し、さまざまな乳がん治療を模索・実践し乳がんを克服。現在はヒプノセラピストとしても活躍中。乳がん克服の経験を生かし、女性の健康や出産と子育てなど多岐にわたる分野での講演活動にも積極的に取り組んでいる。
ヒプノウーマン http://salon.hypnowoman.jp/

まさか自分ががんになるなんて。
スイッチが入ったようにこころとからだが大きく方向転換しました。

宮崎:私は子どものころから健康優良児で、ずっと病気とは無縁だったんです。病院もほとんど行くことがなくて、はじめて入院したのが出産の時でした。だから、まさか自分ががんになるとは思っていなかったんです。

矢崎:そうだったんですか。ご家族にほかにがんになられた方はいらっしゃいましたか?

宮崎:母方の叔母が乳がんでした。でもがんに遺伝的な要素があるとか、そういった知識もまったくなくて。でも私ががんを宣告される2年前くらいから、周りの人たちが次々にがんになっていて。それでも自分はまだがんになるとは思っていなかったんですけど(笑)

矢崎:なるほど。がんの診断を受けて、手術されたのは37歳の時ということでしたが。

宮崎:そうです。実は、胸にしこりがあることには少し前から気づいていたのですが、医師から「悪性ではないだろう」って言われていて。自分でも心配ないだろうと思っていたのですが、そのころ仕事で日本とアメリカを行ったり来たりしていて、日本に帰国したときに知り合いのお医者様のところで念のため検査してもらったんです。まあ大丈夫だろうなと思ってたのですが、結果はがんでした。

矢崎:それはショックでしたでしょう。

宮崎:確かにショックはありました。でも私、がんになったことをただネガティブにはとらえませんでした。

矢崎:というと?

宮崎:病気をネガティブにとらえて、恐怖にこころを飲みこまれてしまうと自分を見失ってしまいます。私はがんを前向きに受け取りたかった。だから、『自分はどうしてがんになってしまったんだろう?自分をがんにしてしまったものはいったいなんなんだろう?』って、自分の中を見つめ直してみたんです。そしたら、私自身の考え方や生き方のクセというか、パターンのようなものが見えてきたんですね。

矢崎:すごく客観的ですね。普通、がんになったことを受け止めるだけでそれなりに時間がかかるものなのですが。

宮崎:身内のものががんになったのをそばで見てきたことで、こころの免疫力ができていたのかもしれません。それで、自分を見つめ直してみると、自分の生き方のパターン、クセみたいなものがほんとうの自分を抑圧していて、それが慢性的なストレスになっている。なのに自分が我慢していることにさえ気づいていない状態でした。それが、がんを作ってしまったのかなと……。だからがんになったことで、生き方を見直すチャンス、生きなおすチャンスをもらえたんだと前向きに受けとめることにしたんです。

矢崎:それでまず腫瘍を切除する手術をされて、再発を予防するための治療を受けられたんですよね。

宮崎:はい。がん細胞を増殖させる女性ホルモンを止める、ホルモン療法というのをやりました。でも、副作用がひどくて……。それに、本来あるべき女性ホルモンを止めてしまうということ自体、私の気持ちにフィットしなくて。お医者さまからは5年続けてくださいといわれているところを、10ヶ月でやめてしまいました。

矢崎:それで今はもう、とくに治療はなさっていない?手術をした時点で、細かいがん細胞が腫瘍の周囲に飛び散っている可能性もあったわけですが。

宮崎:なにもやっていないです。もちろん、治療をやめるときには勇気がいりましたよ。お医者さまが5年やってくださいと言ってるところを、自分の気持ちでやめたいっていうわけですから。当然、死も覚悟しました。でも自分でそういう選択をしたことで、自分が生きるということに責任をもてるようになりました。薬や手術は病気を治すお手伝いをしてくれるけれど、治すのはあくまで私自身なんだと。意識にカチッとスイッチが入って、からだが方向転換したような感覚でしたね。

矢崎:そのようにご自分で行動を起こされたというのはほんとうにすごいことだと思います。実は、健康な人のからだにも毎日およそ5,000個のがん細胞ができていると言われていますが、自分の免疫細胞が戦ってくれて均衡が保たれてるんですね。宮崎さんの場合は、がんという病気をきっかけに生活環境を変えることで、免疫力を上げてがんを克服してきたというふうにも言えるんじゃないかと思うんです。

宮崎:そうかもしれません。仕事の選び方から生活習慣まで、もう全部変えましたからね。

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