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2011年12月27日 慶應義塾大学医学部と共同研究契約を締結 ~腫瘍浸潤リンパ球療法の共同研究を開始~

テラ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:矢﨑 雄一郎、以下「テラ」)は、この度、慶應義塾大学医学部(以下「慶應義塾大学」)と共同研究契約を締結いたしました。
この共同研究契約に基づき、テラは慶應義塾大学と共同で、腫瘍浸潤リンパ球療法(以下「TIL療法」)に用いる細胞(以下「TIL細胞」)を、安定的かつ効率的に培養する条件の確立を目指します。

TIL(Tumor Infiltrating Lymphocyte)療法は、がん組織に浸潤しているリンパ球を抽出し、そのがん組織に対して殺傷能力の高いリンパ球へと誘導し、体内に戻す治療法です。がん組織の中から採取したリンパ球はすでに抗原提示を受け、活性化しているT細胞が多く集まっているため、末梢血から採取したリンパ球と比べて、がんを特異的に攻撃することができると考えられています。米国国立がん研究所(National Cancer Institute: NCI)のスティーブン・ローゼンバーグ(Steven A. Rosenberg)博士等の研究では、メラノーマ(悪性黒色腫)に対する研究において、約50%の患者にがんの退縮が見られたと報告しています(Dudley. M. E. et al., J. Clin. Oncol. 23, 2346–57 (2005).)。
 
TIL細胞を効率的に培養する方法は、米国NIH(National Institutes of Health)で確立され、既に臨床試験が行われています。テラと慶應義塾大学は、本技術を国内において日本人に適合したTIL療法として確立するために、培養方法や装置等の総合的な検討を行ってまいります。
なお、今回の共同研究は、慶應義塾大学医学部 先端医科学研究所 細胞情報研究部門の河上 裕教授が、研究者代表としてこれを統括・実施いたします。

テラは、今回の共同研究において、ローゼンバーグ博士等により研究が行われてきたTIL療法を日本で実施するために、TIL細胞を安定的かつ効率的に培養するための条件に関する研究を行い、新規免疫療法の実用化を目指し、臨床研究の実施を検討してまいります。

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