リリース

当社が細胞療法応用に関する独占的実施権を保有するWT1ペプチドが、欧米学術論文誌(Clinical Cancer Research誌)において、75種類のがん抗原の中から最も優れているとの評価を受けました。

当社が細胞療法応用に関する独占的実施権を保有するWT1ペプチドが、米国癌研究会議(AACR)の学会誌であるClinical Cancer Research誌(2009年15巻5323~37頁)において、75種類のがん抗原※の中で1位に選ばれました。


この論文における研究は、米国立癌研究所が、がん抗原の優先順位をつけること、それらを用いたトランスレーショナルリサーチに優先順位をつけることを目的として実施しました。


その内容は、理想的ながん抗原の基準や特徴のリストを作成し、それらに従い比較を行い、順位をつけられる75種類の代表的ながん抗原を選択しています。選択されたがん抗原については、以下に示す重要性に基づいてランクが決定されています。


(a)治療作用(Therapeutic function: 治療的機能)
(b)免疫原性
(c)癌化における抗原の役割
(d)特異性
(e)発現レベル及び抗原陽性細胞の比率
(f)幹細胞での発現
(g)抗原陽性癌を持った患者の数
(h)抗原性エピトープの数
(i)抗原が発現している細胞内局在


論文においては、75種類のいずれの抗原も理想的ながん抗原としての全ての特徴は持っていなかったが、そのうち46個は治験で免疫原性が確認されており、また、そのうち20個は“治療作用“という分類で臨床効果の可能性があるとされています。そして、この研究結果は、がんワクチンという分野の研究における現在の状況を反映するものであり、さらなる組織的な努力と投資が臨床的に効果のあるがんワクチンの開発を推進する可能性があることを示しており、また、研究の推進に際して優先順位をつけることが必要であることを強調するものであるとしています。


以上



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※がん抗原・・・がん細胞に特異的に現れるタンパク質等のこと。がん細胞に特異的に現われていることから、宿主の免疫細胞に認識・攻撃させることで、正常細胞を攻撃することなく抗がん作用を呈することができる。これらのがん抗原を人工的に生産することが可能になっている。


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