リリース
がん免疫細胞療法の提供を10診療科へ大幅に拡大
各種固形がん、肉腫と白血病に対し 2009年1月より治療開始
信州大学医学部附属病院とテラ株式会社
信州大学医学部附属病院(長野県松本市、病院長:小池健一)とテラ株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長:矢崎雄一郎)は、2008年10月に開始された両者の共同事業契約に基づき、2009年1月より、信州大学医学部附属病院での樹状細胞を中心とするがん免疫細胞療法の提供を現在の1診療科(皮膚科)から、10診療科へと大幅に拡大いたします。これに伴い、同院では各種固形がんおよび肉腫と白血病への免疫細胞療法の提供が可能になり、今後5年間で250症例の治療提供を見込んでいます。
信州大学医学部の医倫理審査委員会は、同院皮膚科と先端細胞治療センターが開始した進行期の悪性黒色腫(メラノーマ)患者に対する樹状細胞療法が順調に実施されていることを受け、2008年12月2日、10診療科での自由診療によるがん免疫細胞療法の開始を承認いたしました。
テラ株式会社は同院とのがん免疫細胞療法に関するシステム提携に基づき、信州大学に対してGMP準拠レベルでの樹状細胞培養の技術ノウハウ提供や技術者養成への人的支援を2009年1月より本格的に開始します。同院では、細胞治療として、進行がんや再発がんに対する予後やQOLの改善、標準的な治療後の再発予防に関する医学的な意義を検討します。また、長野県がん診療連携拠点病院として、独創的でより効果の高い細胞療法の技術開発を目指します。
これに関し、同院への免疫細胞療法の導入を主導した皮膚科の斎田俊明教授は、「標準治療抵抗性のメラノーマ患者に対する樹状細胞療法は、当院のこの方面におけるハイレベルなハードとソフトに加えて、豊富な実績を誇るテラ株式会社のサポートがあり、きわめて順調に開始されております。成果が期待されますので、今後、慎重な経過観察と厳密な評価を行って参ります。」と述べています。
また、テラ株式会社代表取締役社長矢崎雄一郎は、「これまで悪性黒色腫(メラノーマ)の患者さんに提供されていた治療が対象を拡げて、さらに多くの患者さんにお受け頂けるようになることを大変うれしく思います。今後も多くの患者さんによりよい治療を受けて頂けるよう、さらに研究開発を進めていきたく思います。」と述べ、信州地域のがん患者に対する新たな選択肢の提供と、先端技術による治療貢献について強調しました。



