リリース
白血病と固形がん患者へのがん樹状細胞療法の提供開始
テラ株式会社 札幌北楡病院と提携で合意
先端医療技術の研究開発ベンチャー、テラ株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長:矢崎 雄一郎、資本金:2億4,762万円)は、特定医療法人北楡会 札幌北楡病院(北海道札幌市、院長:笠井 正晴、免疫細胞療法センター長:小笠原 正浩)と提携し、テラ株式会社のがん樹状細胞療法(※1)を核とするアイマックスがん治療R(※2)の技術導入支援、ならびにノウハウの提供を実施いたしました。これに伴い、同病院では11月1日より血液内科において、標準治療抵抗性の白血病患者を中心に、また消化器科および外科においても進行期がん患者に、免疫細胞療法治療を開始いたします。
アイマックスがん治療Rは、免疫細胞療法の1つ樹状細胞療法を中心に、放射線療法、化学療法を併用する新しいタイプのがんの治療計画(プロトコール)のことで、東京大学医科学研究所や徳島大学大学院歯学研究科などでの臨床研究を元にテラ株式会社が2004年6月に実用化したものです。これまでに全国の提携医療機関などを通じて提供されたアイマックスがん治療の症例数は、約600例(2008年7月末時点)に上ります。札幌北楡病院との提携で、当社は北海道地域における白血病や進行期のがん患者に対して新たな選択肢を提供するとともに、白血病と固形がんにおける当治療計画のさらなる質の向上を目指してまいります。
特定医療法人北楡会 札幌北楡病院は、血管再生医療の分野で、厚生労働省より民間医療機関としては数少ない先進医療の指定を受けているほか、人工臓器移植遺伝子治療研究所を併設し、研究成果の臨床応用にも積極的に取り組んでいます。今回の提携契約に基づき、治療提供を開始する血液内科は、1986年に道内で初めて骨髄移植手術を行い、その後も道内最多の移植症例数を持つなど全国的にトップクラスの評価を得ています。
※1 樹状細胞
免疫細胞の一つでワクチン機能を持っているのが特徴。体内に侵入した異物を認識させる司令塔の役割を果たすが、人間の体内にはわずかしか存在しない。がんの場合にはがん細胞を食べて他の細胞にその特徴を認識させることで、リンパ球などの細胞にがん細胞を攻撃させている。
※2 アイマックスがん治療(免疫機能最大化がん治療)
従来の進行期のがん治療においては、正常細胞を傷つけ、患者の免疫力を低下させる放射線療法や化学療法と、免疫療法を併用することは難しいと考えられていたが、がん細胞にピンポイントに照射することのできる放射線治療機器や、低用量の抗がん剤による化学療法が登場したことに加え、がん細胞を特定できる「がん抗原」が発見されたことで、がんの免疫細胞療法は飛躍的に進歩した。アイマックスがん治療では、これらの治療(免疫・放射線・化学)を患者さんに応じて組み合わせることでその免疫機能を最適化・最大化し、副作用のほとんどない「オーダーメイドのがん治療」を現実のものとしている。



