リリース
がん免疫療法に関するシステム提携と新規医療技術開発で合意
信州大学医学部附属病院とテラ株式会社 2008年10月より治療開始へ
信州大学医学部附属病院(長野県松本市、病院長:小池健一)とテラ株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長:矢崎 雄一郎)は、同院における樹状細胞を中心とするがん免疫療法の実施について共同事業契約を締結しました。
信州大学医学部附属病院は、2005年11月に先端医療推進センターを設置して、再生医療、がん治療、移植医療の橋渡し研究拠点として大学病院の使命を果たしております。また、長野県唯一の高度救命救急センターを有し、がん治療においては、2006年4月がん総合医療センターを設置、2006年8月に長野県がん診療連携拠点病院に指定されるなど、地域医療に大きな役割を果たすとともに人材育成に貢献しております。今回、同病院先端細胞治療センター(CPC)に備えられたセルプロセシング・アイソレータを用い、テラ株式会社のサポートを得て樹状細胞の培養を行い、信州大学医学部附属病院において新しいがん免疫療法を共同で開発、実施することになりました。
テラ株式会社は、東京大学医科学研究所や徳島大学大学院歯学研究科などでの臨床研究を元に実用化された免疫細胞治療の一つである樹状細胞療法の実施を目的に2004年6月に事業化されたバイオベンチャー企業であり、これまでに全国の提携医療機関などを通じて約600症例(2008年7月末)の樹状細胞療法の実績があります。同社の樹状細胞療法は、大阪大学大学院医学系研究科にて発見された多種のがんで発現するがん人工抗原、「WT-1ペプチド」の独占的使用権を有するなど、先端的ながん免疫療法の開発、実施を推進しております。
本契約に基づき、まず同病院皮膚科を中心に標準治療に抵抗性の進行期悪性黒色腫(メラノーマ)患者に対し、自由診療による樹状細胞療法が開始されます。さらに今後、他領域のがんへも適応を広げていく予定です。



